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2008年3月18日 (火)

料理人のつぶやき(1)

料理人にとって料理とは

「素材の味(美味しさ)を、引き出す技術」

だと考えます。

だから、手を加えない素材の味で勝負する料理ほど奥が深い。

「お刺身」などは、魚を十部に理解し、どのぐらい寝かせれば一番美味しいのか。

包丁を磨ぎ、魚の細胞を崩す事無く切り、うま味成分が逃げないように心がける。

仕入れの際の見極めは、もっとも重要な技術だと思う。

ただ、高いものを仕入れて商売することを薦めているわけではない。

お店の客層にあわせて、お店の商品に似合う食材で最高のものを選択する。

ただ、それだけのことを心がけても理解するお客がどれほどいるだろうか?

化学調味料は、料理人の料理の概念と相対的なものだ。

安くて・美味くない素材でも十分食べれるようにする魔法の粉。

料理をする料理人の腕に関係なく、安定した味を提供できる。

大手の外食産業が、アルバイトを使い提供した料理でも、お客を満足させられる。

これらはお客の希望した姿だと思う。

安くて・安定した味。

昨今の食の偽装。

作り手のモラルばかり問われるが、お客自身が望んだ結果でもあるだろう。

本物を味わうなら、化学調味料に頼る料理でなく、作り手の技術と心意気を吟味しただろう。

食の安全を心から望むなら、もう一度、食生活を見直す必要があるだろう。

お店は、経営する側だけで出来るものでなく、お客によっても作られる。

お店側が高い志で、商品を提供しても、お客が認めなければ潰れてしまう。

逆に、利益だけを追求するお店でも、商品を欲しがるお客が多ければ商売が成り立つ。

情報過多の今

消費者に必要なのは、本物を見抜く目だ!!

本物を見抜くお客が増えれば、それに応える料理人、お店も増えていくだろう。

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